伸縮(Stretch)
色収差(chromatic aberration)
題名
原理
作成
関連
作成日 : 2020-09-31
グリッチ(Glitch)

グリッチ(Glitch)は元々機器の故障や不調、狂いを表す言葉です。
グラフィックの世界では、絵にノイズや崩壊を追加してサイバーな表現にすることを指す場合が多いように感じます。

実現方法としては「ノイズや色収差を足す」、「手動もしくはDisplacement Mapを使用して不規則に分解して動かす」、「必要に応じて更に図形を足す」というのが一般的です。

この表現は特に正解が無い・偶然性の影響が大きいので感性に従って作るのが楽しいです。

原理
1. よくあるグリッチ
よくあるグリッチはFractal NoiseDisplacement Mapを組み合わせて作られています。Fractal Noiseで主にブロック状のノイズを作成して、それをもとにしてDisplacement Mapで元の絵をずらすことで複雑な崩壊を作り出すことができます。
作成
1. 前述の通り、正解がない表現なので1から説明するのはとても大変です。
いくつかのFractal NoiseとDisplacement Mapの例でグリッチを確かめてみましょう
2. 横長の大きめのグリッチ - 01
3. 横長の大きめのグリッチ - 02
①Displacement Mapの方向と大きさをランダムに変化させ②文字自体を動かして組み合わせるとより強烈な表現になります。
4. 横長の小さめのグリッチ
動かしすぎると読めずに演出としての側面が強くなるので、軽めのノイズとしてのグリッチを加えるもの綺麗です。
5. 縦に細かいグリッチ + Mask
グリッチの適応範囲をMaskで区切って動かすことで左→右に伝播するような表現になります。
6. 横長の滑らかなグリッチ
Fractal Noiseに少しブラーをかけることで滑らかなグリッチになります。
7. 追加:色収差やグロー
白単体ではグリッチが少し寂しく感じます。色収差やグローを足したカラフルでサイバーな表現が私は好きです。
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