すれ違い(passing)
LINEチャット風(Chat)
題名
原理
作成
作成日 : 2020-10-22
滲み(Bleeding)

滲み(Bleeding)は墨で書いた文字のような印象を加えることができます。墨という性質からゴシック系よりも明朝系のフォントに親和性があります。また、単体で使うよりも紙のような質感の背景や図形とともに使われることが多い用に感じます。

原理
1. 前提として
標準でにじみ(Smear)エフェクトがありますが、いまいち使い勝手が良くないのでエフェクトをいくつか組み合わせて作ります。
イラストや動画など面がある場合は、codetylarさんのAfter Effects tutorial インクがにじみ出て水彩画になるテクニックなどが参考になります。
作成
2. 出現を制御する
チョークとマットチョークを使用してそれぞれの境界を縮小する処理を行います。このエフェクトはマットに対して綺麗な境界を作り出すために境界を増減させるものですが、それぞれの境界を調整させることにも使用できます。、チョークはチョークと拡散のどちらかを、マットチョークは増減と拡散の値を同時に行うことができます。
<今回の作例ではどちらか単体の使用で問題有りません。
3. 境界を崩す
ラフエッジを使用して境界を崩します。ここに変化はつけなくても良さそうですが、出現に従って少しはっきりさせたかったので、値を少し減らすように変化させています。前にブラーを少し足すと崩れ具合を更に調整できます
4. 組み合わせる
この2つを組み合わせると、出現しつつ境界が少しはっきりするような表現になります。
5. 英語部分
調整レイヤーで漢字部分と同じエフェクトの値を適用すると英語部分は細くて上手く出現しないので、値を調整して個別に適用します。同時に出現させても芸がないので1文字ずつに分けて時間をずらします。
6. あしらい
文字部分だけだと少し寂しいので、シェイプレイヤーで円を適当に作ります。タービュレントディスプレイスで少し変形させたあと同様のエフェクトを適用して滲みを作ります。